繋がりづらくなる災害時の電話回線!家族との連絡方法は?
東日本大震災で経験された方も多いとおもいますが、災害発生時には停電によって固定電話がつながらなくなることがあります。また、停電でなくても、固定電話、携帯電話ともに全国からの安否確認の通話が殺到し、回線がつながりにくくなります。
私も山形にある主人の実家と連絡がついたのは、東日本大震災の3日後でした。(その3日間は携帯と固定電話のリダイヤルボタンを押し続けていました。)
電話回線が混雑すると、緊急の救命依頼や緊急の災害対策の連絡を妨げる恐れもあります。でも、それはわかっていても、直接声を聞いて安否確認はしたいです。また、連絡がつかない事で更に不安が増大し、余計に「直接声を聞くまでは安心出来ない・・」と不安があおられてしまいます。
そこで、災害対策の一つとして覚えておいて欲しいのが、災害用伝言ダイヤル「171」なんですね。「171」は、固定電話の番号を登録することで、約30秒の伝言を残すことができます。
そして再生は固定電話からでも携帯電話からでも利用できるので、「声を聞くことのできる」伝言サービスとして非常に有効です。「でも、操作方法が・・」と思われるかもしれませんが、「171」をプッシュするとガイダンスが流れるので簡単ですよ。
他にも携帯電話のサイトにも「災害時用伝言板」などが設定されていますが、これは相手がたとあらかじめ災害時の連絡方法として話し合っておかなければ余り上手く作用してくれません。私も東日本大震災の時に電話がつながらなかった時に利用してみたのですが、相手側がそういったサービスがあること自体に気付いておらず、結局、電話が繋がるまでは不安な状態が続きました。
また、紙のアドレス帳を用意しておく事もおススメします。たいていの方は、家族や友人の電話番号を携帯電話に直接登録していると思います。(だから携帯電話を落とした時にはパニックになってしまいますよね)紙のアドレス帳に記入される方はあまりおられないと思いますが、災害時に携帯電話の電源が切れてしまったら・・。停電が復旧するまでは携帯を使う事が出来ませんから、連絡することも不可能になってしまいます。
少なくとも家族の連絡先、だけでもアドレス帳に記しておく方が安全だと思いますよ。(携帯電話を買い替えた際、充電を満タンにして古い携帯電話をアドレス帳代わりに残しておくのも良いですよ。)